宇宙に関する検定があることをご存知でしょうか。
宇宙に関する本を読んだり、Webニュースを見たりしているだけでも十分楽しく毎日を過ごしているわたしですが、もし検定などの取得を目標にすればもっと情熱的に宇宙のことを学べるのではないか。でもそんな検定あるのかなぁ……と思って調べてみたら、ありました。
・星空宇宙天文検定
宇宙に関する検定は上のふたつがメジャーらしい。
どちらか受けてみようかしら……と悩んでいたところ、様々な検定を紹介している某サイトに天文宇宙検定の練習問題が掲載されているのを見つけました。2級の問題をやってみたところ、9問中8問正解。これはイケる。
こうして、わたしは天文宇宙検定2級を受けることを決めました。
しかしそれから一週間後——手元に届いた公式テキストを開いたわたしは、驚愕することになるのでした。
天文宇宙検定とは
2011年から始まった本検定は、2022年5月の試験で13回目を迎えます。
公式サイトに天文宇宙検定の趣旨が記載されていました。要約すると「多くの人たちに検定を通じて科学の楽しさを知ってもらいたい」とのこと。さらに、受験資格にはこう書いてあります。
カッコいい。
合格者には銀河鉄道999の作者である松本零士先生のオリジナルイラスト付き合格認定証が贈呈されます。さらに成績優秀者の中から抽選を行い、当選者には豪華賞品までプレゼントするとのこと。まさに至れり尽くせり。
検定は下の4つの級に分かれています。
級 | 獲得称号 | 出題範囲 | 合格基準 |
4級 | 星博士ジュニア | 小学生が学ぶ程度の知識 | 100点満点中 60点以上で合格 |
3級 | 星空博士 | 中学生が学ぶ程度の知識 | 100点満点中 60点以上で合格 |
2級 | 銀河博士 | 高校生が学ぶ程度の知識 | 100点満点中 70点以上で合格 |
1級 | 天文宇宙博士 | 理工系大学生が学ぶ程度の知識 | 100点満点中 70点以上で合格 |
2級までは誰でも受験することができますが、1級の試験を受けるためには先に2級に合格しておかなければならず、いきなり1級から受けることはできません。まずは2級以下を受験して己のレベルを知れ、ということでしょうか。Webで1級の練習問題を見てみましたが、さっぱり分かりませんでした。いずれ1級も受けてみたいとは思いますが、まだしばらく先になりそうです。
ちなみに、例年だと試験は年に1回なのですが、2022年度は2回試験が行われる予定になっています。次回の第14回は11月20日(日)とまだ時間もあるので、興味がある方は是非チャレンジしてみてください。
申し込み
検定の実施概要を見ていると、申し込み締切日まで残り10日ほどでした。
まだ時間はあるものの、ぼんやりしていると10日なんてあっという間に過ぎてしまうのでその場で申し込むことに。公式サイトから飛べるオフィシャルショップ「ラグランジュ」で簡単に申し込みできます。
そのまま流れるように公式テキストも購入し準備完了。
試験を受けるなんて何年振りでしょうか。ドキドキしてきた。
テキスト届いた
申し込みから約1週間後、公式テキストが届きました。
ワクワクしてテキストを開いてみると、天文関係の素敵な写真がたくさん掲載されています。文章も簡潔で読みやすい。とてもいいテキストなのが一見して分かります。
だけど、あれ、思っていたよりも難しい?
ずっと避け続けてきた物理法則の公式が当たり前のように記載されているし、知らない用語もちらほらと。練習問題ではいい点数が取れたのに……もちろん知識不足のわたしが悪いのですが、これはもしかすると学生並みに勉強しなければいけないのではないか。
取り急ぎ、Webで公開されている過去問題をやってみることに。
前回の練習問題は9問しかありませんでしたが、今回は過去に出題されたきちんとした試験問題のため60問もある。1時間近くかけて取り組んでみた結果——
60問中、正解30問。
ちょうど50点。合格まで20点も足りないマジか。
最初にやった練習問題が簡単だったのか、たまたま知っている範囲から出題されていたのかは分かりませんが、これはマズイ。
試験まで、残り1か月。
勉強あるのみ
軽い気持ちで応募してみた結果、自分の知識不足に愕然とする羽目になりましたが、翌日には気分も落ち着きました。
勉強あるのみ。それだけです。
そもそもモチベーションを上げるために始めたことなので、自分の身の程を知れたのは良い機会でした。あと1か月、センター試験を控えた学生のように必死に勉強する所存です。
試験当日の様子などについては、また後日、記事をあげようと思います。
頑張ります。